ウイルス性イボとは!?

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「ウイルス性イボ」は、医学用語で「ウイルス性疣贅」や「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」とも呼ばれており、主に手足や顔周辺にできる難治性の腫瘍のことです。数ミリの小さなモノから、数センチ規模の大きなモノまであり、それぞれのイボが隣接する場合には合体して大きくなることもあります。一度イボができると、完治までに数年単位の時間が掛かることもあり、決して楽観視できる病気ではありません。

HPV1Photo by june/MedArt

イボの発見

ウイルス性イボ(以下、イボと呼ぶ)は、「水いぼ」や「ニキビ」と間違えられることもあり、痛みもありませんので発見が遅れることが少なくありません。出来始めの1~2ミリは透明や無色で、見た目にはほとんど分かりませんが、放っておくと広がり、何十個にも増えるので、発見次第すぐに専門医に罹って治療することが大切です。

皮膚病の中には、ごく稀に生死に関わる悪性のものもあるので、自己診療や自己治療は極めて危険です。例えば足裏のイボが黒い場合、それはイボではなく、皮膚ガンかもしれません。もし素人が勝手にイボを削ったり取ったりすると、きちんと取りきれずにイボが周囲に拡散するだけではなく、全く別の場所に転移する可能性も高くなります。イボは小さくて透明のうちに発見して退治しておくのが1番賢い方法ですね。

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イボは身体のどこにできる?

ウイルス性イボ尋常性疣贅症例Photo by youtube

手ひら、手の甲、手の指のイボ

手は様々なものを触る為、最もイボができやすい場所です。指にできたイボは気になってしまい触ってしまいますよね、すると他の指や手のひらにウイルスが移り、たちまち広がっていきます。肌と同じ色かやや白く、丸く盛り上がるのが特徴です。手は人にも触るので、家族や子どもに移すケースもあります。イボに罹ったら、完治するまでは絆創膏か肌用のマスキングテープを貼っておきましょう。

足裏のイボ

手や首などのイボは膨らみがありますが、足底にできるイボに限っては重力によりタイルのように横に広がっていく特徴があり、ばい菌も付きやすいので、衛生面上特に気を配る必要があります。ただの角質に見えることもあるので発見が遅れやすく、足底は特に治りにくいとされており要注意です。

首のイボ

首のイボの場合、糸状イボと呼ばれ、細長く沢山できるのが特徴です。取っても取っても出てくるので悲しくなるかと思いますが、手足に比べれば比較的良性のイボです。

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いぼがもたらす負のスパイラル

ウイルス性イボに罹った患者が辿る最悪のケースとしては、下記のような流れを辿ります。

《イボができる⇒発見が遅れる⇒イボが大きくなる⇒悩む⇒治療費の負担⇒精神的負担⇒ストレス⇒イボが増える⇒さらに悩む⇒ストレス⇒イボだらけ⇒ストレスにより身体の他の場所も悪くなる》

このように負のスパイラルに陥ることもありますので、早い段階で治療を開始し、諦めずに完治まで治療を継続することが大切です。早期発見・早期治療が最も精神的・経済的な負担が軽いので、肌の弱い方は日頃からのケアやチェックが欠かせません。

イボは再発する!?

イボは免疫と深く関係していることが分かっていますが、一度抵抗ができると一生再発しないという病気ではなく、一生の中で何度でも再発する可能性を秘めている厄介な皮膚病です。一度イボに罹ったことのある方は、完治しても油断することなく、日頃から皮膚を清潔に保つことを心がけましょう。例えば、靴を裸足で履いていませんか?家を裸足で歩いていませんか?そういう日常的なところから、注意することが大切です。

子どもにイボができたら!?

海外のドキュメンタリー番組で、いかにも可愛らしい少女の足が立体的なイボだらけで深刻な症状になり、親が医師に叱られていた場面を観たことがあります。『私の診た中でも極めてひどい症例だ。どうしてこうなるまでに放っておいたんだ。気づかない訳はないだろう。もっと早く診せたら手段はあったのに。子どもの身体なのだから、よく気をつけておかないと』といった内容の医師のセリフにより、親が少し泣いていました。

日本では建前上、親をわざわざ叱ったりはしませんよね。叱られる前にきちんと子どもの健康管理もしておくべきでしょう。特に、アトピーを持っている子供は引っ掻くことも多く、肌が傷つきやすい傾向にあり、一度ウイルス性イボに感染すると、治療が困難になります。

ウイルス性イボは、まだまだ原因や治療法が確立している病気ではありませんが、幾つかの治療法を試せば、多くの場合は完治することができる皮膚病です。あまり悲観せず、前向きに完治を目指しましょう。

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2015-03-19 ウイルス性イボとは!? はコメントを受け付けていません。 基礎知識